結論
私たちは本来、ウェルビーイング(Well-being)な存在です。
(ウェルビーイング(Well-being=精神的にも身体的にも経済的にも社会的にも環境的にも、健康で幸せ。
ページ末にウェルビーイング(Well-being)とは?をご参考に。)
しかし世界は Best-Being な何か素晴らしいものに向かって、加速し、多様な Beings(あり方) は否定され、ないがしろになっているように思います。
まるで不足や未達から逃れようとでもしているかのようです。
not-Well-being から Well-being になりたいとあがいているとでもいうのでしょうか。
しかし、私たちがnot-Well-being (よろしくない存在、不幸、不健康 な存在)だなんて嘘でしかありません。
いろんな観点を一本のモノサシに総合計してマイナスにするのでなく、多様なモノサシ全部ありのいろんな観点でYESとしてみていくことが大事です。
合算して消すのではなく、いろんなWellは いろんなWell として大切にするのです。
性善説か性悪説かではなく、性善説に立つことで性善世界を寄せると言ってもいいかもしれません。
生善説=生は善として生きることが生が善な社会を作る。
ウェルビーイング(Well-being)な存在としてあること・生きることが、
ウェルビーイング(Well-being)な世界を生成するのです。
そのままの自分自身を愛し、生を楽しみながら生きること。
努力や成長を強制する必要はなく、無理をする必要もありません。
(内発的に好きでやりのは構いません)
自分の可能性を否定し、外部からの影響を過度に受け入れると、
むしろ、本来の力が発揮されず、社会全体の豊かさが損なわれる恐れさえあります。
それはまるで、売ってある種に肥料をどんどん入れて一級品にしようとしているかのようです。誰もその種がなんの種かわからないのに。
大切なのは、
外から何をゲットするか ではなく、
内側の井戸から組み上げること。
井戸を大地の下に掘り、根を延ばしていくこと。
まず内を感じてみること。内なる声を聴いてみること。
内から奥へ奥へ探求していくと、それは井戸を通して、源に辿り着きます。
上から見ると、地の部分、背景の部分にこそ源があります。
大切なのは、私自身も源も、背景・地 だということです。
その源から産まれ、核に源を宿した種(たね)を慈しみ、
内側から迸り出てくるのを見守るように
私たち自身の中にある豊かさを認め、それを愛し、愛で、楽しむことで、
新たな創造性が発揮され、豊かで多様なウェルビーイングをする社会が実現していきます。
それぞれの Better-being をそれぞれが内発から目指すのはよいことでしょう。 ただそれは、あくまで今ここにある Wellの先にあるもの。
コップが半分空いていることの不足や未達に嘆くのではなく、
途上であることに、コップが半分空いていることに、
ワクワクしようということかもしれません。
それぞれ自身の ”中” や ”間” や "背景" からこそ、
未来が生まれていきます。
そこに源があるから
それを知ることから、愛でることから
生き生きと躍動する動的な源=いのち
それが改めて 多彩な Beings を響き巡ります。
自分たちなりの未来をお迎えしましょう。
夏至を、夏至の私を、夏至からの私たちを、祝福いたしましょう
なぜ?
歴史的背景:
西欧近代の歴史を振り返ると、進化と発展という概念が生まれたのは、ヨーロッパが大航海時代を経てアメリカ先住民と出会い、自らの文化が野蛮であること(お互いを尊重せず、土地を私有し搾取する、奴隷を用いる、女性差別、資源を使い尽くすなど)に気づいたことに一因があります(cf.「万物の黎明」)。それを受け入れることができなかった西欧社会は、自らを優れていると信じるために「進化・発展」という物語を作り出しました。その結果、人権、友愛、自由といった意識が生まれます。(そしてこれがキリスト教ともセットになったのではないだろうか)。
そして20世紀前後から個人主義が台頭し、消費資本主義やマーケティングによって市場に自分を認めてもらうための無限の消費を追い求める時代となりました。これに伴い、メリトクラシー(能力評価主義)やサバイバル(まず生き延びることが最優先)、競争優位主義(競争社会で勝つことこそ第一)といった価値観が根付くようになったのだと思います。
個人的背景:
個人的にも、誕生するとそこには家族がいて、家族の文化・価値観があって、ちょっと前なら家業や世襲的な職業があり、男女の職分がありでした。今は個人的スキルの市場のようなものがあって、そこに向けて自分を商品化するような教育が主だと思われます。
ここでは使われる存在としての能力向上工場としての学校や職業訓練学校等があります。この背景には、役立つかどうかや発展進化や良しという価値観があります。
もちろん社会の一員として、貢献する意義もあるのですが、現実は逆にその名のもとに社会というよりは産業に搾取されている感も否めません。
「大人になったら何になるの? え?私は私でしかないけど?」
一方、人権や生命尊重の考え方もあって(自分もそう)、生きてるだけで尊重される世界を目指すオルタナティブも、世界人権宣言やさらに生命平和憲法案のような形で形になってはいます。
現在の課題:
現在、消費市場は地球を超えて拡大し、地球の有限性を認識し、量的な成長発展には限界があることを理解する時代に差し掛かっています。人新世において、人間は地球環境システムのバランスを崩しつつあり、持続可能な循環できる範囲を何倍も上回っています。
無限の進化発展のシステムが自壊しつつある中で、加速主義の人々は宇宙やシンギュラリティに希望を託し、誤った社会的ダーウィニズム(テクノ・リバタリアン的)を背景に、支配層としての自ら(進化しているから支配層なのだという勘違い自己肯定。世襲に起こることもある)に基づく行動(ジェノサイド?)を取る可能性もあります。
可能性は自覚から:
一方、その自覚も始まっています。
個別システムの最適化が全体システムの最適化と矛盾している状態ですが、大事なのは自覚・フィードバックループ。システムの全体を観ることから、自分を上から観るようなメタシステムが生まれ、そこから変容が始まります。
これは個人の内面にも呼応するように起こります。
IFS(内的家族システム)のメタファーだと、自分「私」とはいろんなミニ人格(=パーツ、分人)の集合体。自分自身に自信を持てない環境に慣れてしまうと、「私」は外からそれ(自信の根拠)を得ようとして、消費に騙され依存します。
一方、実はもう自分は幼くないし、育ち、力もある。
小さい頃に檻から出られないことを植え付けられて、檻に繋ぐ紐が外れても自分からは逃げない象のお話があります。逃げられないのではなく、逃げない。または幻想から逃げられない。
しかし、もう子どもではない自分に気づくと、変わります。
それは本来の自分・大きな自分(SELF)
幼く力がまだ未熟の時、それを補う様々な分人パーツが自分を守ります。サバイバルだったり自己防衛だったり、管理者だったり、緊急対応だったり。小さな私(エゴ)は、能力や資産や才能や血筋や、いろいろ不足していていることが気になったりします。
が、見当違い。それらはあくまで全てオプションです。真の自身はSELF。
「私」とは、一見そういった小さなオプション self(多様なエゴ) が集まった創発的な社会であるかのように思われます。
が、実は背景こそが大きな自分・SELF だと思います。
図で示すように、多彩な色の人格(パーツ、分人)が生き物だとして、それらを住まわせている縄張りのようなSELFがいます。同時にこの縄張りは海や森や環境〜世界そのものでもあります。
その背景は、私を超えて繋がっている、いのちの森・いのちの海・いのちの宇宙・いのちスペースのようなものです。
そしてそれは、一つであるゆえに、圧倒的な愛でありパワーです。そこに委ねてよいのです。
委ねることで、魂がそこから芽生え花開きます。
それこそが、生き生きと躍動する動的な源=いのち なのです。
明日への展望
ガイアシステムとの共同創造を選ぶ人々が増えており、例えばエコスマートビレッジのようなコミュニティで、自然、身体、心、スピリチュアルな面での多様性と共生を体現したりしています。
そこに住まなくても、そのひとかけらを自身として生きていたり。
ソースと深く繋がった存在に、一人ひとりがなる(想い出す・Beingする)こと。
一人ひとりが尊重される(人権というよりは生命存在尊重)ことを根本にフラクタルに創発しあっている。
自分が少し変容すると世界も変容します。シンクロしているので。
これが深く身体化されることで、また地球&メタバースなネットワークでシンクロすることで、新たな次元が開かれるでしょう。
個人的な変容
個人のレベルでは、再び地球的・宇宙的な視点から、生態系を含む集合的な生き方を取り戻し、アニミズムやアナーキズム、共生の時代へと進んでいくでしょう。身体を通した体感が大事です。これにより、生産と創造を基盤とした経済が形成され、コモンズや全体最適な経済への移行が進みます。価値観も、性善説や共同創造、遊ぶように生きる・働くことへのシフトが見られます。サバイバルから愛と共同創造へと価値観が変容することで、ウェルビーイングがさらに高まるでしょう。
社会的な変容
社会全体でも、依存や無力感を問い直し、共感し合うことで解放が進みます。システムを変更し、ネットワーキングや内観・外観〜具現化)を通じて新たな活動が展開されるでしょう。また、AIと人の直感的・脳量子力学的な深い繋がりを背景とした新たなメディア時空、いわゆる「グッドメディア」が生まれ、多様で豊かな情報共有が進むことで、社会全体のウェルビーイングが向上するでしょう。
変容法
個人のアプローチ
- 気づく:自分の依存や無力感や痛みに気づく。
- 問う:自分自身に問いかける。ハートに、体に、無意識に、未知に
- 話す:自分の中の様々な自分(分人・パーツ)と対話する。
- 聴く:自分の中の様々な自分(分人・パーツ)の話に耳を傾ける。
- 共感する:自分の中の様々な自分(分人・パーツ)の感情や考えを理解する。
- 解放する:自分の中の様々な自分(分人・パーツ)を解放する。
- 本来のセルフに気付き、委ねる、セルフとして自らを育む(チャクラ・瞑想・ハートワークなど)。
社会のアプローチ
- 気づく:社会の依存や無力感や痛みに気づく。
- 問う:社会のシステムを問い直す。
- 話す:コミュニティ内で対話を促進する。
- 聴く:多様な意見を聴く ケアする。
- 共感する:社会全体で共感を育む。
- 解放する:滅びゆくシステムを解放する。
- 社会システムを変更し、ネットワーキングやワークショップを通じて新たな活動を展開する。本来の集合的宇宙的なセルフに気付き、委ねる、ガイア/宇宙/産土神的なセルフとして自らを育む
これらのプロセスを通じて、個人と社会はより豊かで調和の取れたウェルビーイングの時代を築くことができるでしょう。大事なのは、背景、スペース、土壌、SELF。そこに根を張るのは自分次第。私たちは宇宙的な視点から、地球全体のウェルビーイングを追求し、新たな時代を切り開いていきましょう。
中締め
まとめ直しが必要な状態になってきている感じなのでここでいったん中締めにします。
おまけ
今回のテーマで詩を作って、曲を suno でつけてみました。
あたりまえの地面の下には
僕の知らない大地があって
あたりまえの大地の下には
誰も知らない地球がいるよ
知ってるつもりの
中にも下にも
未知なる 未知なる
神秘の宇宙
あたりまえの自分の下には
僕の知らない自身があって
あたりまえの自身の下には
誰も知らない意識がいるよ
知ってるつもりの
中にも下にも
未知なる 未知なる
神秘の存在
枯れ木に花咲くに驚くよりも
生木に花咲くにこそ驚け
知ってるつもりの
中にも下にも
未知なる 未知なる
神秘のいのち
あたりまえの神秘5 by @afraidvocoder057 | Sunosharmanic,alternative,female vocal song. Listen and make yoursuno.com
これも好き
RADWIMPS - 有心論
ウェルビーイング(Well-being)とは?(chat GPT)
ウェルビーイング(Well-being)は、直訳すると「幸福」や「健康」となりますが、より広範な概念を含む言葉です。具体的には、以下のような側面が含まれます。
1. 身体的ウェルビーイング
- 健康状態:病気や怪我がなく、身体が正常に機能していること。
- フィットネス:適度な運動やバランスの取れた食事によって、体力や体調が良好であること。
2. 精神的ウェルビーイング
- 心理的健康:ストレスが少なく、安定した精神状態を保っていること。
- 満足感:日常生活における満足感や幸福感が高いこと。
- 自己実現:自分の可能性を最大限に発揮し、自己成長を感じていること。
3. 社会的ウェルビーイング
- 人間関係:家族や友人、同僚との良好な関係を持ち、社会的なつながりを感じていること。
- 社会参加:コミュニティや社会に積極的に参加し、役立っていると感じること。
4. 経済的ウェルビーイング
- 経済的安定:必要な生活費を賄うことができる収入があり、経済的な不安が少ないこと。
- 将来の安心:老後や突発的な支出に対する備えがあること。
5. 環境的ウェルビーイング
- 生活環境:安全で快適な住環境が整っていること。
- 自然環境:自然との調和が取れた生活を送り、環境保護に貢献していること。
ウェルビーイングの重要性
ウェルビーイングは、個人の生活の質を高めるだけでなく、社会全体の幸福度や生産性にも寄与します。政府や企業、教育機関などがウェルビーイングを向上させるための施策を導入し、個々人が自己のウェルビーイングを高めるための行動を取ることが重要です。
ウェルビーイングの評価
ウェルビーイングは定量化が難しいため、自己評価やアンケート、心理学的なテストなどを通じて評価されることが多いです。また、社会的な指標としては、国連の「人間開発指数(HDI)」や経済協力開発機構(OECD)の「より良い生活指標(Better Life Index)」などもあります。
ウェルビーイングの向上には、健康管理やストレスの管理、良好な人間関係の構築、経済的安定の確保など、さまざまな要素が関わっています。それぞれの側面でバランスを取ることが、総合的なウェルビーイングの向上につながります。
ウェルビーイング(Well-being)とは? 意味・注目される背景や取り組みをわかりやすく解説ウェルビーイングについて「知ろう、話そう、考えよう」。これからのウェルビーイングをここから、皆さまと一緒に推進して参りますwww.benesse.co.jp