一昨日の晩 (2022/7/27 21-22時)、
講師に「はったつやさん」の北原辰也さんをお招きして
「社内コミュニケーションの壁は、発達を理解すれば解ける!(企業変容セミナー)」
を開催しました。
14名もの皆さんにご参加いただき、おかげでステキな会になりました!
ルドルフ・シュタイナーのご縁で繋がって、発達のお話をお聞きする中で、これって子育てとかの場だけでなく、会社の中でのコミュニケ―ションにも直結するお話だなと痛感しまして、自分だけでお聞きするのはもったいない。
もっとたくさんの経営者さんとかリーダーの方にお伝えしたい!
との想いでの開催でした。
たつやさんのお話は、
ご自身の体験がまさしくベースになっていて、
「自分は自分軸が不安定だったことがわからずに多くの苦労があった
しかしそれは発達のことを知ることで克服できた。」
という想いが底にあるからこその、とっても伝わる内容でした。
発達の「伸びしろ」:からだの「伸びしろ」、認識の違い、コミュニケ―ションのズレが複合してさらにズレる
例えば、自動水栓が増えた環境で育った子どもは、
ひねるという動作に関する神経の発達があまり進んでいないことがある。
そうすると、それに関連した言葉や世界への認識が異なってくる。
「ひねる」がわかっている社会と本人との間に食い違いがあるみたいだけど自身にはわからない。
「ひねる」に限らずいろんなところで、
発達の進み具合がデコボコな人が増えている。
(便利な世界にあわせて発達しているともいえる)
便利な文明化がまだ進んでいないところで育った旧世代の人には
しかしなぜその違いがあるのかわからない
「ったく最近の若い者は…とは、古代エジプトの壁画にもあったようだが
単なる世代論ではなく、
身体的な育ち方の違いに原因がある。
これを理解しないと、
わかっていない人は教育すればいいのだという考え方をベースに
上から注ぎ込むような教育をしがちだ。
しかし問題はそれを受ける「器」が育っていないことなのだ。
どれだけ情報を注ごうが、器からはあふれ、
本人は応えたくとも応えられないというパニック状態や自己否定さえも起こる。
ただでさえ神経の 繫がり が不十分であるのに、
この状態ではさらに脳に情報が伝わりにくくなり、悪循環に入ってしまう。結果としては
発達のズレがきっかけ&原因となって、
「自分軸」が不安定になってしまいやすくなる。
まとめると
1、発達の伸びしろから起こり得る
2、「1」が要因となって「他者の基準軸」を認識しづらい
3、他者の「本来の意図、目的」を察しづらい
4、「他者評価、常識、ルール」に振り回されやすい
そんな順番で自分軸が不安定になりやすいそうだ。
しかし対応方法はある。
「みんな誰でもまだまだ発達できる!」
対応方法はある!よかった!
1.こうした食い違いの原因があることを、本人も周囲も知り、双方で取り組む。
2.本人は身体を整える/調える(水、呼吸)。
3.周囲は、心理的安全性をいかに整えるかに努力する。
嬉しいのは「みんな誰でもまだまだ発達できる!」ということだ。
年齢に関わらず、未発達の神経の繫がりは使うことで 信号が流れるようになり、つながるようになり、使えるようになる。
そうすれば器ができ、情報も受け取ることができるようになる。
体にある発達の伸びしろを意識して伸ばせばよいのだ。
会社であれば、さまざまな世代、育ち方の方が多様に存在している。
これまで、技術、生産、営業・・・様々な経営努力をされてきたと思うけれど、グーグルの研究によれば、もっとも生産性を上げるのは「心理的安全性」だそうだ。
結局はやはり「人」にこそ可能性があり、人にしかない。
なのに実はこの「人」の部分こそ、まだまだ未踏のフロンティアであることは、この「発達」の事例においてもそうなのだと思う。
「はったつやさん」はポテンシャルチェックということで、
一人ひとりの状態を診てくれるところもお手伝いしてくれるので
まずはちょっと相談から始められたらと思います(^ ^)
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